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ほっこり通信

NO.120(2024年4月1日)

みなさんと力あわせ実現へ

学校給食費の無償化(2023年度下半期からの継続)
高齢者の補聴器購入費用助成(新規)
非木造住宅の耐震改修等助成(新規)

 

日々、お寄せいただく声をもとに本会議一般質問に立ちました
多くの方の傍聴、ありがとうございました

▶︎ 防災対策
▶︎ 感染症対策
▶︎ 平和行政
▶︎ 公助の役割を果たすくらしの支援
▶︎ 新庁舎での窓口対応
▶︎ 中野駅周辺および西武新宿線沿線まちづくり
▶︎ まちなかでのベンチの設置
▶︎ 中野区立小中学校再編計画の検証
▶︎ 葬祭費および入院時負担軽減支援
▶︎ 差額ベッド代に関する周知

※質問の詳細(赤字部分)は中面で紹介しています

質問の動画は、こちらからご覧いただくことができます

 

本会議一般質問と区の答弁(抜粋・要旨)

▶︎防災対策
浦野
能登半島地震をふまえ、住民全体の防災への意識は高まっている。区としても積極的な取り組みを検討すべき。
区の答弁
防災情報や避難所等を掲載した防災普及啓発資料を全戸配布し、区民の防災意識の向上を図っていく。また、災害対策用物資の充実や防災に関する普及啓発など、積極的に防災対策を推進していく。

 

▶︎平和行政
浦野
区役所正面に掲げられている「憲法を生かそう くらしに 中野のまちに」と記した横断幕は、新庁舎でも継続すべき。平和行政の更なる推進を。
区の答弁
新庁舎西側玄関上に通年で掲げ、付近に設置する憲法擁護・非核都市の宣言を刻んだオブジェとの相乗効果を図る。引き続き、憲法擁護・非核都市宣言の精神や平和への意思を発信していく。より多くの世代に平和の意義を普及し、平和行政を一層推進していきたい。

 

▶︎公助の役割を果たすくらしの支援
浦野
行動制限がなくなり、まちの中は、にぎやかな雰囲気を感じさせつつも、支援を必要とする方々が減る兆しはない。公助の弱さの裏返しではないか。
区の答弁
生活相談件数が増えていることから、経済的な不安や困窮を抱える方が増えつつあると認識している。状況の把握に努め必要な対策を講じていかなければならないと考えている。

 

▶︎児童の安全確保、学校跡地の活用は区民参加で
浦野
白桜小に通学する児童において、スクールバスなどの対応を検討すべき。平和の森小の新校舎移転後の跡地の売却方針は再検討すべき。
区の答弁
白桜小でのスクールバスの運行は考えていない。平和の森小跡地は、今後の財政状況や行政需要、地域のご意見等を踏まえながら利活用について検討していく。

 

▶︎まちなかでのベンチの設置
浦野
誰でも気軽に座れる場所として、屋外ベンチ設置の要望が多く寄せられる。中野区都市計画マスタープランにおいて、誰でも歩きやすく、気軽に座れる場所というのは一つの観点ではないか。

区の答弁
ゆとりある歩行者空間の実現に向けて、区として歩行者が気軽に座れるような場所の確保等にも取り組んでいきたい。

 

▶︎差額ベッド代に関する周知
浦野
医師会などと連携し、区内の医療機関における正しい制度周知を検討すべき。患者さん側が不利益とならないよう、区のホームページにも情報を掲載すべき。
区の答弁
取り扱いを正しく知ってもらえるよう、厚生労働省の通知やその概略などを参考情報として、区のホームページにも掲載していく。

 

誰一人取り残さない
「公」の役割果たす区政へ
(予算の討論より)

住民の中に経済格差ひろがる

 中野区内の納税義務者の平均所得は増加傾向です。株式譲渡所得などによる還付金計上額も年々増加するなど、可処分所得が増えている区民もいます。一方で、生活援護課に寄せられる相談者数は、昨年同月期を大幅に上回っています。同時に、国民健康保険の執行停止件数は、2019年度から2022年度で3倍以上の伸びとなっており、2023年度も高止まりしています。これは、国民健康保険料滞納者の中で支払いが困難と判断された方が増加していることを示しています。こうした状況から、住民の中で経済格差がひろがっていることがみてとれます。

※中野区が3年連続で「生活保護の申請は国民の権利です」と呼びかけるポスターを作成し、「区のお知らせ板」などに掲示されました。制度は使われてこそ、意味があります。行政は、各制度の周知をもっと積極的におこなうことが必要です。ポスター作成の背景を語った当時の担当課長のコメントが掲載された記事(BuzzFeed News 2022年3月29日)は、こちらからご覧いただくことができます。

 

切実な願い実現へ
 2024年度、表面でご紹介した「小中学校の給食費の無償化」「高齢者の補聴器購入費用助成」「非木造住宅の耐震改修等助成」などが実施されます。また、「子どもの貧困対策」「ひとり親家庭への住宅支援」「(仮称)高校入学支援金」「不登校支援の充実」をはじめ、「がん患者へのアピアランスケア支援」「区内中小事業者支援」「省エネ機器導入に対する支援拡充」など、大事な事業の予算が計上されました。物価高騰で苦境が続く住民・事業者が多い中、住民サービスの削減がおこなわれなかったことも重要です。

 

今後の課題
 一方で、中野駅周辺まちづくり事業関連費等に274億円余が計上されており、将来の区民負担の増加を招かないことが求められます。環境施策では、区が定めたCO2排出削減目標を達成するための推進体制や、住宅施策では、公営住宅の維持補修や長寿命化のための計画が不十分です。訪問介護事業は、報酬のマイナス改定などにより、さらに働き手が不足し、事業所閉鎖に拍車がかかりかねません。区としてできる努力を強める必要があります。国民健康保険料は、過去最大の値上げとなりました。加入者の9割が低所得世帯であり、制度の構造上の問題の解決が必要です。区長会などを通じて、国に対し、是正を働きかけていくことが一層、求められます。

 

日本共産党が提案した意見書の賛否 (〇=賛成、×=反対)

被災者生活再建支援制度の改善を求める意見書
全会一致で可決

金権腐敗政治の一掃を求める意見書
立・国・ネ・無(11人)=○ 

自民(8人)=× 

公明(8人)=× 

都ファ(3人)=× 

無所属(7人)=〇(4人)×(3人) 

共産(5人)=○ 

結果:否決

 

あなたの困ったに、とことん力あわせます
-くらし なんでも相談会-弁護士も参加

 次回:5月18日(土)午後1時〜4時
次々回:6月15日(土)午後1時〜4時

介護のことで悩んでいます
生活が苦しい使える制度を教えて欲しい
誰にどう相談していいかわからない
相続のことで弁護士さんに相談したい

など、お気軽にご相談ください

 

下記から事前予約をお願いいたします
e-mail:urano@jcp-seven.jp
携帯電話:090-8049-4784
公式LINEのチャットからも相談を受け付けています

なんでも相談会場:中野区新井1-7-2

 

INFORMATION

区議会定例会のお知らせ(予定)
日程:6月13日(木)~6月28日(金)
請願・陳情〆切:6月4日(火)
 

 新庁舎での初めての区議会定例会がおこなわれます。親子傍聴席も設置されました。また、各議員の質問順序や質問項目、委員会の審査日程などについて、陳情採択を受け、事前公開が始まりました。本会議のライブ配信は9月に始まる予定の定例会から実施予定です。住民参加の推進、より開かれた議会へ、引き続き、力を尽くします。
●本会議:6/13・14・17・28 

●常任委員会:6/19・20・21
●特別委員会:6/24・25・26

 

※朝は中野駅北口・新井薬師前駅・沼袋駅で、夕方は新井薬師門前交差点・薬師あいロード入口などで、定例宣伝をおこなっています。お気軽にお声がけください。

 

浦野さとみプロフィール
1980年千葉県松戸市生まれ(43歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、4期目(総務委員会、少子化対策・地域包括ケア調査特別委員会〈委員長〉に所属)。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。

 

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