

中野サンプラザ・旧中野区役所跡地の再開発事業について
住民参加での全面的見直しへ
本事業においては、この間、急激な物価高騰に伴う工事費の急騰などにより事業計画どおりの事業着手が困難であり、施行認可申請を取り下げたことが、施行予定者から中野区へ伝えられていました。区は、今年3月を目途に、事業計画の見直し方針やスケジュールを区議会に示すとしており、所管委員会へ以下の報告がされました。
【要旨】
● 施行予定者(代表:野村不動産)と締結した基本協定の解除へ向け協議する
● 事業手法も含めて事業全体を再検討する
今後のあり方について、3月24日に区長へ申し入れをおこないました
日本共産党の見解(区長申し入れの要旨)
①今回の事業全体の見直しの決断を評価します
②今後、あらゆる選択肢を除外せず、メリット・デメリットを示し、比較検討をすること
③比較検討をする際、区議会をはじめ、住民がよく理解・判断できるようわかりやすく示すこと
④その上で、住民参加でまちづくり全体のあり方を検討すること
⑤区としての正確な情報発信や情報公開に努めること
あなたの声を区政へ
日々、お寄せいただく声をもとに本会議一般質問に立ちました。多くの方の傍聴ありがとうございました。長年、求めてきた低所得世帯等へのエアコン購入費助成や給付型奨学金制度については、具体的な検討時期が示されたことは大きな前進です(いずれも、2025年度に検討していく旨の答弁)。まちなかでのベンチ設置は、新年度に取り組みが開始されます。みなさんからの声がこうして一歩ずつ前へ進むこと、とても嬉しく思います。引き続き、切実な願い実現へ、力をあわせます。
本会議一般質問と区の答弁(抜粋・要旨)
▶︎まちなかでのベンチの設置を
浦野
設置補助のみではなく、道路上でのスペース確保、施設更新の際に意識的に設置していくことなども大切である。現時点で検討していることは何か。
区の答弁
民有地へのベンチ設置補助だけでなく、区が管理する土地や施設においても気軽に腰かけられるスペースの確保を積極的に進めていくことが大切である。区道、公園や区有施設などにおいて、適切なスペースがないか、順次調査を進めていきたい。
▶︎エアコン購入費助成の検討を
浦野
気候危機の影響で尋常ではない猛暑の中、エアコンすら使用できない方々がいる。命にかかわる問題。低所得者へのエアコン購入費助成の必要性を繰り返し提案してきたが、あらためて検討を。
区の答弁
リスクの高い高齢者の住環境の向上などの側面から、令和7年度に必要な支援策を検討していく。
▶︎介護事業者の支援を
浦野
コスト高や介護人材不足、報酬減によるマイナスも積み上がり、経営はますます厳しい状況にある。事業者の実態把握として緊急調査をおこない必要な支援策を早急に検討すべき。
区の答弁
健康福祉審議会における意見交換や介護保険事業計画の各種調査などにより事業所の状況を把握し、実態に応じた支援を検討していく。
▶︎住まいの支援のあり方の再検討を
浦野
住宅部門と福祉部門の連携は欠かせない。愛知県岡崎市では、身元保証・住まいの片づけ・引っ越し先での福祉サービスの利用調整・死後事務なども含め、徹底した伴走支援と仕組みづくりがされている。また、家賃滞納での強制退去や、債務不履行で強制執行となる前の予防的な居住支援として、生活再建型の債権管理事業も構築している。住まい支援のあり方そのものを再検討する必要があるのではないか。
区の答弁
地域ケア会議や居住支援協議会などで課題として取り上げていく。岡崎市を含め、他自治体の居住支援協議会の取り組みなども参考にしながら住まい支援を推進していく。
▶︎障害者の就労充実を
浦野
健康状態に合わせた働き方や自分の障害に合った仕事を望む声が多い。また、区内の障害者就労継続支援B型事業所の平均工賃月額は約1万7千円で推移しており工賃の向上が必要ではないか。
区の答弁
障害者の自立した生活を支えるため、工賃水準の向上を図る必要がある。新たな自主生産品の開発や受注機会の拡大を進めていきたい。
▶︎会計年度任用職員の再度任用の制限は廃止を
浦野
再度任用に制限がある不安定な勤務を続けることは、働く方にとって不安が多い。中野区でも多くの会計年度任用職員が業務を担い、専門的な知識や技術・知見を有している。上限回数を撤廃すべき。
区の答弁
令和7年度に任用する会計年度任用職員から公募によらない再度任用の上限回数を撤廃する。
他には、以下の項目を取り上げました
● くらしを支える施策について
● 中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業について
● 平和行政について
● 障害者の働く権利について
● 放課後等デイサービスと18歳以上の居場所や支援について など
質問の動画は、こちらからご覧いただくことができます(4月中旬にアップされる予定です)。
日本共産党が提案した意見書の賛否 (〇=賛成、×=反対)
※立憲・国民民主・生活者ネット・無所属1名で同じ会派を組んでいるため、下記の表記になっています
高額療養費制度の自己負担限度額引上げの中止を求める意見書
立・国・ネ・無(10人) ○
自民(8人) ×
公明(8人) ×
都ファ(3人) ○
無所属(7人) 〇(6人)×(1人)
共産(5人) ○
結果 可決
核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を求める意見書
立・国・ネ・無(10人) ○
自民(8人) ×
公明(8人) ○
都ファ(3人) ○
無所属(7人) 〇(4人)×(3人)
共産(5人) ○
結果 可決
制度は使われてこそ意味があります
中野区が4年連続で生活保護制度の周知ポスターを作成
コロナ禍、そして、物価高騰が続く中、生活に困難を抱える方が増えています。中野区の生活援護課に寄せられた相談の件数も2020年以降、高止まりしています。中野区は4年連続で「生活保護の申請は、国民の権利です。」と記したポスターを作成しました。家賃を滞納している方、住まいを失う可能性がある方、1か月の収入が約13万円を下回る方、貯蓄がない方など、まずはご相談ください。
▶︎ポスター作成の背景を語った当時の担当課長のコメントは、私にとっては大きな希望です。あらためて、共有させていただきます(BuzzFeed News 2022年3月29日)
▶ポスターは、区のお知らせ版などに掲示されました
あなたの困ったに、とことん力あわせます
くらし なんでも相談会
弁護士も参加
介護のことで悩んでいます
生活が苦しい使える制度を教えて欲しい
誰にどう相談していいかわからない
相続のことで弁護士さんに相談したい
次回 4月 5 日(土)午後1時〜4時
次々回 5月17日(土)午後1時〜4時
下記から事前予約をお願いいたします
e-mail:urano@jcp-seven.jp
携帯電話:090-8049-4784
公式LINEのチャットからも相談を受け付けています
お気軽にご相談ください
INFORMATION
区議会定例会のお知らせ(予定)
6月4日(水)~6月19日(木) ※請願・陳情〆切:5月26日(月)
2023年春に、4期目の区議会へ送っていただき、ちょうど折り返しとなります。残りの2年間の任期も、日々お寄せいただく声を区政の場でしっかり可視化し、あなたの声をなかったことにしないために引き続き、力を尽くします。新年度予算には、予算・決算特別委員会のライブ配信の予算が計上されました。住民に開かれた区議会への取り組みもさらに進めるために引き続き、力をあわせます。
●本会議:6/4・5・6・19
●常任委員会:6/10・11・12
●特別委員会:6/13・16・17
▲朝は中野駅北口・新井薬師前駅・沼袋駅で、夕方は新井薬師門前交差点・薬師あいロード入口などで、定例宣伝をおこなっています。お気軽にお声がけください。
浦野さとみプロフィール
1980年千葉県松戸市生まれ(44歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、4期目(総務委員会、少子化対策・地域包括ケア調査特別委員会〈委員長〉に所属)。区議団幹事長。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。
地域のこと、身近なお困りごとなど、お気軽にご相談ください。
弁護士をはじめ、各専門家などと連携しながら、解決に力を尽くします。
(弁護士による無料法律相談も実施中です)