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本会議質問報告③(旧中野刑務所正門について)

 11月27日におこなった本会議一般質問に対する答弁の一部を複数回にわけてご紹介しております(メモに基づき記載)。なお、正式な議事録は1か月程先となります。

 

3回目は、旧中野刑務所正門についてです(〇=質問 答弁は赤字で記載しています)。

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 所管委員会に「旧中野刑務所正門の取扱い方針(案)」が報告されました。区は、正門の保存及び公開と平和の森小学校における良好な教育環境の確保との両立を図る観点で、正門は曳家により西側へ移築した上で、保存と公開をおこなっていくという考えを示しました。旧中野刑務所は大正4年に建てられ、日本の建築史上、大変に高い価値を持つ建物です。区内平和史跡の一つでもあり、なかの平和マップや教育委員会発行の「中野を語る建物たち」等にも掲載され、レンガ造建築として最も成熟した遺構との評も寄せられています。これまで会派として、旧中野刑務所正門の保存と、様々な専門家や区民の声を聞きながら門を活かした平和の森小学校新校舎建築をと提案してきました。門を保存した上で広く公開し、門の歴史や価値が十二分に活かされる保存活用計画になることを強く要望します。その上で、以下、3点伺います。

 

〇旧中野刑務所正門は、歴史的・文化的・教育的など、多角的な価値を有しています。文化財保護審議会答申でも触れられていますが、あらためて、区が認識しているこの門の価値について伺います。

 

答弁:文化財保護審議会の答申で述べられている通り、旧中野刑務所正門は後藤慶二の設計による唯一残された作品であり、わが国の煉瓦造建築の技術的・意匠的到達点を示すものとして、きわめて重要であると認識している。また、関東大震災や第二次世界大戦をくぐりぬけ残されたことも、地域の遺産として重要である。

 

〇また、今後、その歴史や価値が活かされる保存活用計画にしていくべきです。地域特性を活かし、区として、どのように保存活用をすすめていくのか、現時点での考えについて伺います。同時に、その際に専門家や地域住民などの参加もきちんと保障していくべきと考えます。あわせて答弁を求めます。

 

答弁:旧中野刑務所正門の取扱い方針が決定し、予算の議決をいただいた後には正門の保存活用計画について文化財的価値に基づく管理、修理、環境保全、活用などの整備を検討する予定。策定にあたっては、専門的な検討を要するため建築の学識経験者を中心とした検討をおこないながら進めていきたい。

 

〇最後に、中野区としての文化財指定について伺います。用地取得が年度内に予定されていますが、区としての文化財指定をどのように考えているか、時期についてはどう検討されているのか、あわせて伺い、この項の質問を終わります。

 

答弁:旧中野刑務所正門の区文化財指定については、旧法務省矯正管区敷地の用地を区が取得し、旧中野刑務所正門の取扱い方針を決定した後に検討していきたい。

 

コメント

 区が門の価値について、きちんと答弁したことは重要です。旧矯正管区敷地を中野区が財務省から購入するための議案(土地取得のための議案)が可決されたことで、ようやく平和の森小学校建設も前にすすみます。遅れに遅れた根本には、12年前に野方小と沼袋小を拙速に統廃合したことがあります。児童はもちろん、学校関係者や保護者にも大変なしわ寄せとなっています。「門を保存するから学校開校が遅れる」「門を解体すべき」という一部の議員がいますが、そもそも統廃合をすすめてきたことへの責任には背を向けています。1日も早い新校舎建設はもちろんですが、現時点でも窮屈な教育環境となっていることを鑑み、旧沼袋小等の活用も含め、子どもたちの教育環境を少しでも改善することは急務です。

2016年以前の記事は旧・ホームページでご覧ください。