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本会議報告③

 3回目は介護現場への支援についてです。現場で働く方々から、沢山の声をお寄せいただきました。遅れている介護現場への支援について、「支援を検討している」と前向きな答弁がありました。引き続き、力あわせて取り組みます(赤字部分が答弁です。なお、答弁は私のメモによるものなので、言い回しなどは若干異なる部分はありますが、主旨は概ねこの内容です)。

 

介護現場への支援について伺います。感染症対策のためにベッドの稼働を減らしたり新規の入院受け入れをおこなわなかったりなど、対策をとればとるほど大幅な減収となってしまう病院などへの支援が欠かせません。中野区内でも、医師会の皆さんを中心にしたPCR検査センターの設置・運営に対しての支援も急がれます。医療現場への支援もまだまだ不十分ですが、ここでは、支援の手が遅れている介護現場への支援について、3点伺います。

 

介護は人と人が接してこそのケアであり、ソーシャルディスタンスをとっていれば成り立ちません。一人ひとりのヘルパーさんは常に感染の恐怖と隣り合わせで仕事を続けています。ガウンやマスク、アルコールなどの物資も不足しているため、45Lのゴミ袋をつなぎあわせてガウン替わりとしたりフェイスシールドを応急的に自らつくったりしてケアに対応している事業所やヘルパーさんもいます。また、今回のコロナウイルス感染拡大の問題で現場を離れる判断をされた方も少なくありません。スタッフが減れば、残るスタッフへはさらに負担が大きくなります。2%~4%の減収で事業所運営が危ぶまれ現場です。5割以上の収入減が対象となる持続化給付金などは、到底使えず、その時点で倒産という状況です。まさに、各事業所の運営はギリギリの状況が続いています。

 

〇国の第二次補正予算において、介護事業所への支援が一部、盛り込まれましたが、国や東京都に対して更なる支援を求めるとともに、区内で介護崩壊をおこさない、すべての事業所も利用者さんを守るという姿勢で取り組むことが必要ではないでしょうか。中野区としても、例えば、衛生用品や感染予防のために必要な物品購入のための財政支援などを検討すべきです。伺います。

介護保険サービスへの新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、区として、事業者への支援の必要性は認識している。現在、区内の介護サービス事業者への財政的な支援を検討している。

 

 

〇区内介護事業所の皆さんからの共通の声として、区からの情報提供が遅いとの声があります。介護事業所には、利用者さんや他事業所からの連絡も含め、1日に数十のメールやFAXが届きます。区からの情報がその中に埋もれてしまうことも考慮し、正確な情報を迅速に、また、前回からの情報と関連があるものなどはそのことがわかる表記にするなど工夫・改善が必要です。答弁を求めます。

日々の新たな情報発信を大量におこなう必要があり、区のホームページに臨時で介護事業者向けページを設けた。新たな情報提供をその都度、追加して掲載し、いつでも確認できるよう工夫に努めてきた。

 

 

また、事業所ごとに日々、利用者さんと接する中で、判断に迷うこと、区の助言を求めたいことも多いと伺います。その際、その都度、問い合わせをすることなりますが、区としても同様の問い合わせなどは把握しているはずです。

〇お互いの負担を減らす意味でも、よくある問い合わせなどは区のホームページでわかりやすくまとめ、感染症対策については統一した基準で従事できる状況をつくるべきではないでしょうか。答弁を求めます。

多く寄せられる問い合わせについては、区としての基準を示すなど、わかりやすく伝わりやすい方法を研究し改善していきたい。