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大事な一歩

 飲食店の個人事業主で都営住宅にお住まいのAさん。コロナ関連の給付金等を受け取ったことで、2年連続で高額所得者と認定され、都営住宅の明渡請求の対象に‥。しかし、売上は回復しておらず、あくまでも給付金は一時的なものであり、このことにより、公営住宅の明渡は本当にひどい話です。

 

 本日、日本共産党の尾崎あや子都議と事務局スタッフとともに東京都交渉へ。都の担当者は、「状況はよくわかりました。そういうことであれば、明渡し対象の取消しに該当する可能性が高い」と。今後、詳細な資料提出(R4確定申告やR5課税証明など)をおこないますが、ひとまず、本当に良かったです。

 

 Aさんは中野区外の方ですが、過去の私のブログや発行した議会報告にたどりついたとのことで、相談を寄せてくださいました。中野区内の区営住宅にお住まいの方からも、同様の相談があり、中野区とやりとりを重ねています。日本共産党都議団にも、都内から同様の相談が複数、届いています。

 

 都の担当者は、「相談があった際には、丁寧に状況を聞いて対応したい」と述べました。しかし、そうであれば、コロナ関連の給付金の扱いについてのQ&Aや、これからおこなわれる高額所得者認定の方への連絡時に、今回のことを積極的にアナウンスすべきです。

 

 Aさんもそうでしたが、東京都からのお知らせ通知には、「明渡しの具体的な計画をお聞きします」と記されており、これをみれば、「絶対に明渡すもの」と思うのは当然です。「本当にホッとしました。やっと安心して眠ることができます」とのAさんの言葉と表情は、忘れられません。2回、強く握手しあいました。この問題を区議会でも取り上げる最初のきっかけは、昨年、中野区内の公営(都営・区営)住宅にお住まいの方からの相談でした。一人ひとりの声がこうして、政治を動かしていきます。引き続き、都議団や国会議員団と連携をしていきます。