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ほっこり通信

NO.108(2023年3月1日)

寄せられる声に学び、あきらめず調査を重ね、ともに力をあわせてきました

 

議会質問の原点は、あなたの声です

 コロナ禍に加え、物価高騰がくらしや生業に影響を与える中、深刻な生活相談が寄せられ続けています。また、地域アンケートを定期的に実施する中で、身近な要望もたくさん届いています(裏面に一部掲載)。その声が、私の議会での質問の原点となっています。

写真①薬師あいロード商店街内のレンタルスペースをお借りしての相談会の様子。1月と2月、計4回おこないました。3月25日(土)および4月1日(土)の10:00〜12:00も開催します。

写真②中野共立病院などの有志スタッフが主催する毎月1回のなんでも相談会の様子。相談員の一人として、毎回、参加しています。次回は、3月23日(木)17:30~19:00の予定です。

 

これからも、あなたの声をまっすぐ届けます

 「自助」や「共助」はすでに限界に達しています。一番身近な区政が、あなたのくらしや生業を支える防波堤となり、「公助」の役割をしっかりと果たすよう、これからも地域の声を区政へまっすぐ届け、施策充実・制度改善へ力を尽くしていきます。

写真③任期中、最後の質問に立ちました。2月21日予算特別委員会の様子。

 議会質問に加え、その都度、改善が必要な課題を区長や教育長に対して申し入れ、みなさんの声を届けています。新型コロナ対策や物価高騰対策など、みなさんとともに多くのことを実現することができました(裏面に一部掲載)。

写真④日本共産党区議団で区長へ申し入れをおこなう様子

 

23区でも大きくすすむ 学校給食費の完全無償化を中野区でも

 区立小中学校の学校給食費の完全無償化が、新年度の4月から、葛飾区・北区・品川区・荒川区・中央区・世田谷区・台東区で始まります(足立区では中学校で開始)。杉並区でも、「早急に検討をすすめ、結論を出す」としています。昨年秋以降の数か月間で、この流れは大きく加速しています。日本共産党区議団は、12年前から中野区議会で求め続けてきました。中野区でも実現に向け、引き続き、みなさんと力をあわせていきます。

 

補聴器購入の助成制度実現へ前進

 区内では一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増えており、「難聴」は大きな課題となっています。日本共産党区議団は繰り返し、議会で質問を続けてきました。そして、ようやく新年度予算で「補聴器助成制度の導入のための検討予算」が盛り込まれ、実現に向け、前進しています。日本共産党都議団も、東京都の補助拡充へ条例提案をおこなっています。使用前後のフォロー体制も含め、よりよい制度となるよう実現まで引き続き、力を尽くします。

 

他国の補聴器使用率(日本共産党都議団の資料から抜粋)

デンマーク(2022年)55.4%

イギリス(2022年)52.8%

ドイツ(2022年)41.1%

韓国(2021年)36.6%

日本(2018年)14.4%

写真⑤2022年春、聞こえの支援に関する学習会に参加した時の様子

 

たくさんの大事な声をありがとうございました!

地域アンケートマップ

 

 定期的に実施している地域アンケートで寄せられた声をマップにまとめました。「アンケートで住民の声を聞こうとしていることは大事なことだと思います」「アンケートをするだけでなく、このように報告してくれるのはいいですね」などの声をいただきました。また、「いつも駅頭などで姿をみているので、今回初めて協力しました」という方も多くいらっしゃいました。アンケート結果をまとめた区政報告はこちらからご覧いただけます。

 

この間の相談より

 新井薬師門前交差点(新井1・5丁目と上高田2丁目に囲まれた交差点)の歩車道境にあるブロックにつまずく方が多いとの相談が寄せられました。実際に調査をおこなうと、このブロックに気づかず、少なくない方がつまずいたり転倒していることがわかりました。早速、中野区の道路課に相談し、ポールと反射板が設置されました。声を寄せて下さった方に伺うと、この設置以降は、安全が保たれているとのことです。引き続き、身近な要望をお寄せください。ともに力をあわせます。

 

みなさんとともに実現できたこと

子どもの貧困実態調査→施策へ

 日本共産党区議団は、「子どもの貧困調査」を繰り返し提案し、実施に至りました。その調査結果がベースとなり、就学援助費基準の引き上げや、子ども食堂支援、ひとり親世帯支援、学習支援など、区の事業展開へ実を結びました。現在、「子どもの貧困対策実行計画」を含む「子どもの総合計画」の策定を行っています。

▶︎食料の困窮の経験について

中野区生活困窮層(小学校高学年)

まれにあった27.3%

ときどきあった36.4%

よくあった 12.1%

生活困窮層の75.8%が食料の困窮経験あり

出典:中野区子どもと子育て家庭の実態調査報告書

生活困窮層とは:①低所得 ②家計の逼迫 ③子どもの体験や所有物の欠如 のうち2つ以上の要素に該当する層

 

●新型コロナ対策の拡充(PCR検査体制の確立、医療機関や介護事業所などへの支援、中野区独自の給付金など)

●介護保険料の値上げストップ(3年に一度改定される保険料を2021年に値上げストップ)

●区立保育園・幼稚園、児童館の存続(前区政のもとでの全廃計画の見直し)

●公条例の制定

●生活保護ケースワーカーの増員、制度周知のポスター作成  など

 

 

浦野さとみプロフィール

1980年千葉県松戸市生まれ(42歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、3期目(厚生委員会、危機管理・感染症対策調査特別委員会〈委員長〉に所属)。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。

 

地域のこと、身近なお困りごとなど、お気軽にご相談下さい。

弁護士をはじめ、各専門家などと連携しながら、解決に力を尽くします。

(弁護士による無料法律相談も実施中です)

 

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