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ほっこり通信

NO.107(2023年1月1日)

新年にあたり

 新型コロナウイルスの感染拡大に加え、物価高騰が、くらしや生業に大きな影響を与えています。私のもとにも、連日、切実で深刻な生活相談が寄せられ続けています。「共助」や「自助」は、「公助」がしっかりしていてこそ成り立つものです。大軍拡と大増税に突き進むことが、いま、政治が果たす役割でしょうか。一人ひとりの生活や生業を支え、一人ひとりがその方らしく生きることを応援することが「公」の政治の役割です。

 区政・都政・国政と連携しながら、皆さんの声をまっすぐ届け、ともに力をあわせ、今年も全力を尽くします。そして、不安や悩みは、どうか、お一人で抱え込まず、お気軽にご相談・ご連絡ください。

 

あなたと力あわせ、区政の前進へ

日本共産党議員団の提案実る  

 昨年12月の区議会定例会において、物価高騰対策としての補正予算を全会一致で可決しました。昨年6月の緊急要望や9月の本会議質問で求めていた「食材費および燃料費補助」「中野区独自の給付金」などが、今回の補正予算に盛り込まれました。みなさんの声と議会などでの提案が、区を動かしました。

【補正予算で示された物価高騰対策の主なもの】

▶私立幼稚園・保育所等、民間学童クラブ、介護・障害福祉サービス事業所の食材費および燃料費補助

▶18歳以下の児童がいる世帯への給付金(1人あたり2万円、所得制限なし)

 

高齢者補聴器購入の助成検討へ  

 中野区での補聴器購入助成について、「導入の検討を始める」と、昨年11月末の本会議で区長より答弁がありました。日本共産党議員団として、繰り返し、取り上げてきた高齢者への聞こえの支援。9月の質問時には、「聞こえの問題は、高齢者が抱える健康課題の一つ」との答弁があり、そこからさらに一歩前進となりました。すでに実施している自治体例を参考に、使用訓練やアフターフォロー体制も含め、充実した支援となるよう、引き続き、求めていきます。

 

意見書可決へあと一歩 自民党・公明党・都ファなどが反対 

【中野区議会 2022年第4回定例会 意見書賛否(賛成〇 反対×)】

生活保護基準の引き上げを求める意見書  

自民党× 公明党× 都ファ× 立憲民主党〇 日本共産党〇 無所属〇× 結果 賛成20:反対21

最低賃金再改定の手立てを取るよう求める意見書  

自民党× 公明党× 都ファ× 立憲民主党〇 日本共産党〇 無所属〇× 結果 賛成19:反対22

世界平和統一家庭連合及び関連団体と政府及び 政治家との関係について全容解明を求める意見書

自民党× 公明党× 都ファ× 立憲民主党〇 日本共産党〇 無所属〇× 結果 賛成20:反対21

 

個人・中小業者、地域経済、文化も壊す 消費税インボイス制度はSTOPを  

 昨年12月3日、インボイス制度の学習会を開催しました。今年10月から導入が狙われているインボイス制度は、「税率変更を伴わない消費税増税」です。年間売上1000万円以下の個人・中小業者にとって、約1カ月相当分の売上が増税となり、廃業や倒産の危機となります。また、今後も物価上昇は避けられず、景気がさらに悪化する恐れもあります。個人・中小業者の衰退は地域経済にも悪影響を与えます。講師の佐々木淳一税理士は、すべての人に影響があるこの制度は「中止するしかない」と語りました。

 昨年8月に、日本共産党議員団主催でおこなった学習会とともに、動画と資料を下記QRコード先にアップしました(ご一報いただければ、資料を印刷してお届けします。お気軽にご連絡ください)。

すべての人に影響があります(例)

▶タクシー業界(個人タクシーは売上1000万円以下が多い)

▶農・漁業(スーパーの地元野菜コーナー、道の駅での産直野菜販売などがなくなる恐れも)

▶飲食店(食べログの絞り込み機能に「インボイス発行」の選択が追加になる可能性があり、売上1000万円以下の飲食店は排除される恐れも)

▶アニメーターや声優(若手の多くが、収入300万円以下。新たな税負担は15万円ほどとなり生活を脅かすレベル)

▶ヤクルトやウーバーの配達員(個人事業主の扱いのためインボイス発行事業者に…)

▶スポーツ業界(2軍の野球選手、J2のサッカー選手などは、年俸1000万円以下で免税事業者が多い)

▶建築業(売上500〜600万円の一人親方が多い) とにかく、あらゆる分野に影響し、私たちの生活を直撃します。百害あって一利なしの制度です。

動画
①(2022年12月3日)すべての人にどう影響するか編
②(2022年8月30日)制度編

 

19回目の東北支援へ  

 2011年5月以降、多くの方のご協力で18回にわたり継続しておこなってきた東北被災地支援。今回で一区切りとなります。出発は、1月22日(日)です。写真は、2019年石巻支援の様子(劇団じゃけんさんの公演)。

 

街頭なんでも相談会  

 以前の職場である中野共立病院の有志スタッフが2010年秋から始めた相談会は13年目に入りました。相談員の一人として、参加しています。次回は、1月26日(木)17:30~です。

 

区議会定例会のお知らせ(予定)

 2月13日(月)~3月14日(火)  

4月の区議会議員選挙前、最後となる区議会定例会がおこなわれます。私は予算特別委員会で総括質疑をおこなう予定です。  質問日は、2月21日(火)の予定です。ぜひ、傍聴へお越しください。

●本会議:2/13・14・15、3/2・14

●予算特別委員会:2/15・17・21・22、3/1

●予算分科会:2/24・27 

●常任委員会:3/6・7

●特別委員会:3/8・9・10

 

街頭から

朝・夕の定例での街頭宣伝を継続しています(中野駅北口、新井薬師前駅北口、沼袋駅南側、新井交差点、新井薬師門前交差点など)。

 

浦野さとみ プロフィール 1980年千葉県松戸市生まれ(42歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、3期目(厚生委員会、危機管理・感染症対策調査特別委員会〈委員長〉に所属)。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。

 

聞かせて、あなたのこと、街のこと

地域のこと、身近なお困りごとなど、お気軽にご相談下さい。

弁護士をはじめ、各専門家などと連携しながら、解決に力を尽くします。

(弁護士による無料法律相談も実施中です)

 

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