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政策・見解

新型コロナワクチンウイルス接種における高齢者等への支援などについて要望書を区長へ提出

日本共産党区議団は、5月14日酒井区長に対し以下の申し入れをおこないました。

2021年5月14日

中野区長 酒井直人様

中野区議会日本共産党議員団

新型コロナウイルスワクチン接種における高齢者等への支援などについて

 

 4月25日に出された3回目の緊急事態宣言は、今月12日から31日まで延長されました。
中野区では、4月中旬に75歳以上の方に接種券を郵送し、順次、ワクチン接種の申し込み、接種を進める計画です。今後、対象年齢を拡大させるとともに、接種会場を区民活動センターにまで広げていきます。

 しかし、この間、コールセンターまたは専用サイトからの予約において、サーバーの不具合による予約の中断が発生するなど、接種を希望する区民の中に混乱を来しています。
 また、接種を希望する高齢者からは、「コールセンターにつながらない。代わりに申し込んでほしい」「インターネットでの予約方法が分からない」などの相談が寄せられています。なかには電子機器に不慣れな高齢者は子や孫などに協力を求め、何とか予約ができた方もおられました。高齢者にとっては予約自体が難しいと感じ、接種をあきらめている方も多くおられます。要介護高齢者や障害者に向けては、医師会や現場の医師の協力を得ながら、接種を促す支援が急務と考えます。
 今後、接種を希望する区民の方が接種を終えるには、区民に対し正確な情報提供を行い、理解を得ながら、迅速に接種を終える手立てをとることが必要です。
 よって、区として、下記の事項について実施を検討するよう、要望致します。

 

 

1、コールセンターに電話が容易につながるよう、受付体制の拡充をよりいっそう行うこと

2、インターネットによる予約申し込みが困難と感じる高齢者や障害者を対象に、申し込みを支援するサポート窓口を設けること(参考自治体:世田谷区や足立区など)。また、その場合、筆談や手話などコミュニケーションが十分にとることができるよう配慮を行う体制を取ること

3、要介護認定者や障害者に居住地と接種会場を往復できるタクシー利用券を配布するなど、移送支援を行うこと(参考自治体:港区など)

4、居宅で療養する要介護認定者などや重度障害者で希望するすべての方に対し、かかりつけ医などからの協力を得ながら、訪問接種をもれなく行えるよう体制を取ること

5、ワクチンの納入が2週間単位で行われることから、区民への周知が区報やホームページだけでは不十分と思われます。区のお知らせ版や町会掲示板、回覧板、青色灯パトロールカーなども活用し、ワクチン接種の周知の促進を図ること

以上