表面
商工会館跡地の活用は住民参加で
【商工会館跡地の概要】
▶︎所在地:中野区新井1-9-1
▶︎土地:832㎡
▶︎延床面積:1276㎡
▶︎構造:鉄筋コンクリート造
▶︎階数:地上3階
▶︎竣工年度:1965年度
これまでの経過
1981年10月:
区内における商工業の振興発展を図ることを目的に設置
2016年4月:
前区長のもとで策定された10か年計画(第3次)にて、売却方針が示される
2018年5月:
酒井区長に交代
2019年3月:
閉館
2020年3月:
今後の主な区有施設の配置の考え方において、売却方針の見直しがおこなわれる
2020〜2021年:
子ども家庭支援センター分室として活用
2021年度7・8月:
利活用に関するサウンディング型市場調査(等価交換・定期借地などの事業手法をはじめ、商業・公共・住宅などの用途、管理方法などについて調査)
2021年10月:
新たに策定された中野区区有施設整備計画において、土地利活用による民間整備を誘導し、施設の一部に、現在の産業振興センターの経営支援機能および経済団体事務所を移転する方針が示される
2022年2月:
事業者募集の応募手続きが開始されるが、議会の付帯意見(近隣住民への十分な情報提供と意見聴取を終えるまでは、事業の進行を止めること)に基づき、募集手続きを停止
2022年3月〜12月:
地元町会や商店街の役員会、新井区民活動センター運営委員会役員会などに説明および意見聴取が実施される
2023年6月:
現在の検討状況について議会報告(詳細は裏面参照)
日本共産党の考え・提案
区有施設は区民の大事な財産であり、「売却」方針は撤回することを求め続けてきました。また、活用については、「地域の意見を十分に聞いた上での有効活用」「商工会館内にあった区民が利用できる会議スペースは確保すること」を繰り返し、提案してきました。
裏面
商工会館跡地活用の検討状況(区議会報告資料から抜粋)
地域の関係団体からの主な意見
高層で上層部にマンションが入る可能性が高い民間活用には疑問がある
民間活用の場合と区単独で整備した場合との比較を示してほしい
日照の問題など、住環境の変化に伴う地域への影響について考えてほしい
交流が促される機能など地域や町会で活用できるスペースを設けてほしい
人の流れが生まれるように建物1階部分には店舗等を入れてはどうか
整備手法の再検討
地域の関係団体からの意見を踏まえた上で、より効果的な跡地の有効活用を進めるため、 当初の民間活力を導入する場合と、区が直接整備する場合との比較・再検討を行っている。
整備手法の比較表
A案
民間活力を導入(定期借地)
民間建物のうち産業振興床を取得
イメージ図(所有)
(民間)
産業振興機能(区)
土地(区)
支出想定
(解体・整備費用不要)
収入想定
土地貸付料
メリット
・支出なしで建て替えができる。
・土地貸付料を歳入できる。
デメリット
・高層の建物となり、地域合意に懸念がある。
・区産業振興機能は1,000㎡程度までの確保となる。
・施設の仕様に係る自由度は小さい。
・管理組合を組成するため、共用部分については、区の意思のみで対応ができない。
B案
区が直接整備
建物のうち一部床を団体・事業者へ貸付
イメージ図(所有)
産業振興機能(区)
一部床の貸付
土地(区)
※イメージ図であり、実際の規模等を表す図ではない。
支出想定
解体費用 整備費用
収入想定
一部床の貸付料
メリット
・動線の効率化など施設整備の自由度が高い。
・建物の高さを抑えられる。
・一部床の民間事業者等への貸付により歳入が見込める。
・障害者福祉事業団の移転により、職員研修センター跡地の売却が可能。
デメリット
・建物の解体・整備費用の発生。
ぜひ、あなたのご意見もお寄せください
浦野さとみプロフィール
1980年千葉県松戸市生まれ(42歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、4期目(総務委員会、少子化対策・地域包括ケア調査特別委員会〈委員長〉に所属)。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。
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