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ほっこり通信

NO.110(2023年7月15日)

ともに力あわせ、区政を動かす

公約実現へ全力

 4月の区議会議員選挙後、初めてとなる区議会定例会が6月20日から7月7日の会期でおこなわれました(5月下旬は2日間の臨時会にて、議長選出や所属委員会などの決定、補正予算の審査をおこないました)。6月1日には、「深刻な物価高騰から区民のくらしと命、営業を守る対策を求める要望書」を区長に提出。区独自の財源も使いながら、中野区が「公」の責任をしっかり果たすよう求めました。公約実現へ向けた、本会議や委員会などでの質疑について、中面で紹介いたします。

物価高騰からくらしを守るのは政治の責任です

〈補正予算で可決したもの(5~7月)〉

▶低所得世帯向け給付金(住民税非課税世帯・生活保護世帯・家計急変世帯=1世帯あたり3万円/児童扶養手当支給世帯など=子ども1人あたり5万円)

▶教材費の一部補助

 (小学生1人あたり5000円、中学生1人あたり9000円)

▶ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)費の増額

▶自転車用ヘルメット購入費用補助(上限2000円)

〈私たちがさらに求めているもの〉

▶学校給食費の無償化

 (7月1日現在、19区で実施)

▶低所得世帯向け給付金の支給対象拡大(新宿区や北区などで実施)

▶保育園・幼稚園・介護・障害者施設などへの食材費や光熱水費補助(中野区でも昨年度は実施)

▶個人・中小業者への支援

▶在宅酸素機器や人工呼吸器の電気代補助

▶エアコンの購入・設置・修理費用の助成(練馬区で実施) など

 

 

公約実現へ ー前進と課題―

区議選で掲げた主要公約:①学校給食費の無償化

今議会で求めたこと:表面で紹介した区長への要望に加え、補正予算審査、本会議質問でも繰り返し求めました。

区の答弁:義務教育として本来は国が負担すべきものであり、引き続き、国へ要望していく。物価高騰対策としての給食費無償化は、導入の手法と影響を、他自治体の事例を研究し精査していく。

 

区議選で掲げた主要公約:②補聴器購入補助

今議会で求めたこと:今年度予算で検討費用が計上されており、その進捗状況を確認しました。

区の答弁:医師会の耳鼻咽喉科医を委員として4月に検討会を設置し、これまでに2回、開催した。対象者の要件やアフターフォローのあり方、医師の意見書の記載内容等を検討している。

 

区議選で掲げた主要公約:③区民参加で区有施設跡地活用

今議会で求めたこと:平和の森小学校はすでに売却方針が示されていますが、方針撤回とともに、住民参加での検討を求めました。

区の答弁:新校の整備財源等に充当するため、売却を検討している。未利用の施設や跡地については、地域のご意見等も踏まえながら、利活用を検討していく。

 

区議選で掲げた主要公約:④中野ハラスメントゼロ宣言

今議会で求めたこと:まずは実態調査のためのアンケートを実施し、その結果をもとに区の施策や宣言に向けた対応を求めました。

区の答弁:常勤や再任用職員など約2400人を対象にアンケートを実施。結果をもとに、ハラスメント防止に関する基本方針を見直していく。また、ハラスメントゼロ宣言など、積極的な取り組みの実施も検討していく。

 

区議選で掲げた主要公約:⑤羽田新飛行ルート撤回

今議会で求めたこと:「中野区内での影響実態調査」の実施とともに、「『固定化回避のための検討会』の内容を明らかにすべき」と、区から国交省に対して求めるよう、取り上げました。

区の答弁:区独自に影響調査を実施することは考えていない。様々な機会を通じて、検討状況等を速やかに情報提供するよう、国に求めていく。

 

 

生活保護の申請は権利

今年度もポスター掲示と答弁

 コロナ禍、そして、物価高騰がくらしを直撃しています。2022年度、中野区の福祉事務所で受け付けた生活相談は4354件。コロナ初年度の2020年度の件数を上回りました。制度は使われてこそ意味があります。「行政が相談のハードルを下げる努力を継続すべき」と求め、「今年度もポスターを作成し、掲示板やSNSも活用し、制度の周知をおこなう」との答弁がありました。

 

 

新型コロナ対策

 5類になったからといってウイルスの性質や感染力が変化したわけではありません。また、発熱外来での検査費用が有料になったことで、症状があっても受診や検査をする方が減っています。後遺症も深刻な状況です。

  • 感染対策の正しい周知
  • 検査体制の充実
  • 医療機関、介護・高齢者施設などへの支援
  • 後遺症に関する情報発信
  • 子ども施設などでの空気清浄機設置の情報提供 などを、あらためて求めました。

 

 

トラブル続出マイナンバーカード

「健康保険証の廃止」は中止を!

-撤回・延期が73%-(7月2日JNN発表の世論調査)

 他人の口座への紐づけ、他人の個人情報が閲覧可能など、マイナンバーカードに関するトラブルが相次いでいます。医療については、健康保険証廃止を含むマイナンバー法改定案が6月の国会で自民党・公明党・維新の会・国民民主党などの賛成で可決しました。そもそも、マイナンバーカードは任意であるにもかかわらず、実質的に強制し、窓口負担にも差をつけることまでおこなわれています。マイナ保険証を持たない方には、【資格確認書】を発行するとしていますが、現在の健康保険証のように自動更新はできない見通しで、毎年の申請が必要となる見込みです。公的医療保険制度の崩壊に繋がるものであり、絶対に許されることではありません。各世論調査でも延期や撤回を求める声が賛成を大きく上回っています。

1度、紐づけした情報の解除は可能です

マイナポータルにログインして、「つながり解除」をすれば個人情報の紐付けを解除することができます。

また、区役所にて書類を書くことでマイナンバーカードの返納も可能です。

【6月17日、18日実施の各紙世論調査】

Q.マイナ制度への不安

共同: 感じる71.6 感じない(期待する)27.6 その他0.8 (%)

朝日:感じる73 感じない(期待する)23 その他4 (%)

毎日:感じる64 感じない(期待する)22 その他14 (%)

Q.健康保険証廃止

共同:賛成24.5 反対(延期・撤回)72.1 その他3.4 (%)

朝日:賛成38 反対(延期・撤回)56 その他6 (%)

毎日:賛成31 反対(延期・撤回)57 その他12 (%)

 

日本共産党議員団が区議会に提出した【健康保険証の廃止撤回を求める意見書】への各会派の賛否(〇=賛成、×=反対)

※立憲・国民民主・生活者ネット・無所属で同じ会派を組んでいるため、下記の表記になっています

立・国・ネ・無=◯ 自民=× 公明=× 都ファ=◯ 無所属=◯(5人)×(2人) 共産=◯ 結果=採択

 

区議会に提出された主な陳情の賛否(〇=賛成、×=反対)

インボイス制度の延期を求める陳情

立・国・ネ・無=〇 自民=× 公明=× 都ファ=〇 無所属=○(5人)×(2人) 共産=〇 結果=採択

 

インボイス制度の中止を求める陳情

立・国・ネ・無=〇 自民=× 公明=× 都ファ=× 無所属=○(3人)×(4人) 共産=○ 結果=不採択

 

補聴器購入費用助成などの支援策を求める陳情

立・国・ネ・無=〇 自民=〇 公明=〇 都ファ=× 無所属=〇(7人)共産=〇 結果=採択

 

中野区議会傍聴のルール変更と情報開示を求める陳情

立・国・ネ・無=〇 自民=継続 公明=継続 都ファ=継続 無所属 ○(2人)継続(5人) 共産=〇 結果=継続

 

地域子ども施設の整備や事業展開の方向性に対し、子どもの意見聴取や子どもの意見反映を求める陳情

全会一致で採択

 

 

あなたの困ったに、とことん力あわせます

-くらし なんでも相談会- 弁護士・税理士も参加

次回: 8月26日(土)午後1時〜4時

下記から事前予約をお願いいたします

e-mail:urano@jcp-seven.jp

携帯電話:090-8049-4784

公式LINEのチャットからも相談を受け付けています

介護のことで悩んでいます、生活が苦しい使える制度を教えて欲しい、詐欺にあって困っている、インボイス制度について知りたい、相続のことで弁護士さんに相談したいなど、お気軽にご相談ください

 

INFORMATION

区議会定例会のお知らせ(予定)

9月14日(木)~10月20日(金)

請願・陳情〆切:9月5日(火)

2022年度決算などを審査する第3回区議会定例会が上記日程でおこなわれる予定です。日本共産党議員団からは、4月に初当選した武田やよい区議、4年ぶりに復帰した広川まさのり区議も質問に立つ予定です。議員団5名、地域の声をまっすぐ届けながら、一つひとつの公約実現へ引き続き、全力を尽くします。

●本会議:9/14・15・19、10/6・20

●決算特別委員会:9/19・21・25・26・27・28、10/5

●決算分科会:9/29、10/2・3

●常任委員会:10/11・12・13

●特別委員会:10/16・17・18

 

▲朝は中野駅北口・新井薬師前駅・沼袋駅で、夕方は新井交差点・新井薬師門前交差点・新井五差路などで、定例の宣伝をおこなっています。お気軽にお声がけください。

 

浦野さとみプロフィール

1980年千葉県松戸市生まれ(42歳)。2003年3月、千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒。同年4月、作業療法士として中野共立病院・リハビリ室入職。2008年リハビリ室主任。2011年3月、8年間勤めた病院を退職し、中野区議会議員選挙立候補、初当選。現在、4期目(総務委員会、少子化対策・地域包括ケア調査特別委員会〈委員長〉に所属)。趣味:竹富島への旅行、ゆずさんや秦基博さんのライブに行くこと、ソフトボール、野球。

 

地域のこと、身近なお困りごとなど、お気軽にご相談下さい。 弁護士をはじめ、各専門家などと連携しながら、解決に力を尽くします(弁護士による無料法律相談も実施中です)。

 

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