10月4日、中野区議会建設委員会に、哲学堂公園再整備基本計画(案)が報告されました(報告資料PDFはこちら。中野区議会HPより。)。中野区の新たな都市観光の拠点として・・・再整備とあり、その中心となるものが、現在、駐車場・売店・児童遊園があるエリアに学習展示施設を新設する案となっています。その新設される学習展示施設の周囲に、駐車場・児童遊園などの既存機能は再配置すると記されていますが、児童遊園は現在の規模からかなり縮小され、少なくない樹木が伐採されることになります。
この基本計画(案)に対する説明会・意見交換会が2回おこなわれましたが、参加者からは「子どもが遊ぶ貴重なスペースが減ってしまうのは困る。」「現在の児童遊園スペースは地域の交流の場になっている。朝には100名近い方がラジオ体操で集まっている。」「大きく育った木々が伐採されてしまうのはおかしい。」などの声が次々と出されました。また、近所にお住まいの方からも、「毎日、子どもを連れて遊びに来ている。中野区はいまでも緑が少ないのに、木を切ってしまうなんて・・。」「児童遊園はそのままにして、学習展示は既存施設をうまく活用することで検討できないのか。」等の声も寄せられるなど、公園利用者や近隣住民からは、「貴重な児童遊園スペースは、いまのままで」との声が大きくあがっています。
明日から、区議会定例会が始まりますが、今議会での大きな争点の1つになります。明日は来住区議が本会議一般に立ち、この問題も取り上げる予定です。