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制度は、使われてこそ

 6月9日付のしんぶん赤旗日曜版。生活保護制度のことが掲載されています。石田さん(仮名)とともに、取材を受けました。石田さんが取材の中で、今後の夢を話して下さった時の表情がとても印象的でした。

 石田さんが少しずつ前向きな気持ちになることができた背景には、継続的にサポートして下さっている、つくろい東京ファンドスタッフの方々の力が本当に大きいと実感します。一人ひとりの気持ちを大事にしながら関わる姿勢、いつも学ばされています。連携できる支援団体の皆さんの存在は、とても心強いです。そして、何よりも、Aさん自身の生きる力、「こうしたい」と思う力が大きいと。小林美穂子さんが、よく、「支援しているようで、実は私が支えられている」とおっしゃっていますが、まさに、私も同じ気持ちです。Aさんの、こうした力に、励まされ勇気をいただいています。人は常に、双方向だから。

 制度は、使われてこそ意味があります。一人ひとりの方が、その方らしく生きていけるよう、働きたい・学びたいという願いを支援できるよう、制度の充実へ、引き続き、力を尽くします。