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家なき人のとなりで見る社会

 小林美穂子さんの「家なき人のとなりで見る社会」を読ませていただきました。まさに、苦闘と希望ないまぜの日々が綴られています。唖然としたり怒りや悲しさを感じたりする数々のエピソードも、がっかりや失望ではなく、勇気や希望が湧いてきます。それは、絶対にぶれない小林さんの姿勢が、そこにあるからだと実感します。

 中野区の生活保護行政の改善は、小林さん抜きでは語れません。文中では、中野区の新庁舎移転をめぐる問題や当時の生活援護課長とのエピソードも。以前、同課長が「生活保護の申請は権利です」と記したポスター作成の背景を語った記事をあらためて読み返しました(こちらから、ご覧いただくことができます)。新庁舎は、5月連休明けからスタートします。