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本会議質問①

 4月の区議会議員選挙後、初めてとなる区議会定例会が開会中です。初日に区長からの行政報告(こちらからお読みいただけます)がおこなわれ、また、平和の森公園再整備に関する予算(約1億3千万円)を含む、約7億3千万円の補正予算案が先議で提案され、その審査がおこなわれました。その後、6月27日から3日間、本会議での一般質問、7月3・4日の2日間、各常任委員会が開かれ、予定されている他の日程は来週の特別委員会と11日最終日の本会議となります。
 私は一般質問初日に、党区議団を代表し質問に立ちました。選挙中に訴えてきた公約や日々、皆さんにお寄せいただく声を約30分間、想いを込めました。4回にわけて、質問全文とその答弁をご報告させていただきます。なお、答弁は要旨となります。

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 2019年第2回定例会・本会議におきまして、日本共産党議員団を代表して一般質問を行います。質問は通告のとおりです。質問に先立ちまして、4月の区議会議員選挙では、日本共産党議員団6名を区議会へと送っていただきました。一つひとつの公約の実現に向けて、区民の皆さんと一緒に力をあわせて、全力を尽くしていく決意です。それでは、質問に入ります。

 

1、まず、はじめに、行政報告について伺います。

 

 酒井区長が就任し、1年が経過しました。一昨日に示された行政報告とあわせ、1年前の就任時の所信表明をあらためて拝見しました。所信表明の冒頭に、「政策決定過程での区民参加のあり方が問われた選挙でした。区政の主役はあくまでも区民の皆さんであり、区政は住民自治によって進められるべきものという区民の皆さんの強い意思を感じました。区民の皆さんにさらに区政に関心を持っていただき、区政への参加が一層進むように努力していきたい」と述べています。

 

 今回の行政報告では、特に、2の「新しい基本構想と基本計画の策定」の項の中で、「広範な区民参加による議論を経て、区民の皆さんとの協同により」という記述や「多くの区民の皆さんの声を聴くことができるように努めている」など、区長が就任以来大切にされてきた「区民参加のあり方」に関する言葉が記されています。無作為抽出により選ばれた区民によるワークショップ、郵送やホームページでのアンケートを実施するなど、区民参加を拡げる新たな取り組みを実施されたことは評価致します。質問の後半で取り上げますが「ひきこもり」についてをはじめ、「所得の低い世帯への対応」「一人暮らしの世帯への支援」などを、課題として認識されていることは重要な点として共有致します。

 

●「区民参加のあり方」として、参加を保障し拡げていくことはもちろん、その場で出た「声」や「要望」が実際に活かされていくこと、互いのキャッチボールを重ねる中で施策に反映されていくことがより重要と考えます。そのことが、今回の行政報告の最後で述べられているように、「多様な主体との協働などの積み重ねにより、区民や関係団体の皆さんと区との間にゆるぎない信頼関係が築かれるとともに、地域全体の活力が増していくものと考えます」という、区長の想い・姿勢につながっていくのではないでしょうか。そして、このことは、区長自身が掲げた公約を実現させていく過程においても同様であると思いますが、区長の認識・見解を伺います。

 

答弁
→区民参加による開かれた区政は区政運営におけるもっとも基本的な考え方であると捉えている。これまでも、政策立案プロセスに関わる情報の提供も進めてきているが、さらに、情報提供の充実を図るとともに、区民参加手法の改善等にも取り組んでいきたい。

 

2、次に、平和の森公園再整備について伺います。
 区から「平和の森公園内に新体育館を整備し、あわせて公園全体を総合スポーツ施設に改修していく」という方針が示されたのは、4年3カ月前、2015年の第1回定例会でした。当時、区のそれまでの方針としては、新体育館建設場所は現在の体育館がある場所を含めた「中野四季の都市(まち)区域3区有地」を候補地としており、あまりにも突然の方針転換でした。次年度の本予算が成立した直後、定例会最終日に平和の森公園改修検討に4000万円の補正予算が急遽、提案されたことも、その唐突さを裏付けるものでした。

 

 そもそも、現在、平和の森公園がある場所は中野刑務所があり、当時、刑務所移転のための大きな運動がおこり、その跡地の活用については沢山の要望があった中で、ここには「緑と広場の避難場所をつくろう」と、多くの区民・区・区議会が一体となって、長年の運動の結果、緑と広場の防災公園である平和の森公園の開園に至ったことは、まぎれもない事実です。そうした経過がある平和の森公園に、区民の皆さんや区議会でのまともな議論もないまま、公園のあり方を大きく変えてしまうこの方針が出されたことは、これまでの歴史と経過をないがしろにするものであったことは、重ねて指摘し、計画の見直しを求めてきたところです。

 

 その後、当時の少年スポーツ広場に多目的広場を、草地広場に300mトラックや100m直線コースを、さらにはバーベキューサイト設置や草地広場を分断する園内灯の設置、築山を壊してのすべり台設置などが示されました。そのことに対し、多くの公園利用者や地域住民の皆さんからは見直しを求める声が各意見交換会やパブリックコメント等でも圧倒的多数であったこと、また、議会に対しても、それらのことを趣旨とした10を超える陳情や請願が出されたことなどをみても、「緑とひろばを壊さないで欲しい」というのが、区民・公園利用者の圧倒的な声だったのではないでしょうか。

 

 だからこそ、昨年の区長選挙でも大きな争点となりました。もちろん、平和の森公園の問題だけで、酒井区長が当選をしたわけではありませんが、「草地広場への300mトラック設置は見直しをしていく。緑と広場を守り、草地広場は残します」との公約が、酒井区長が支持をされた大きな要素の1つであったことは間違いありません。そして、その後、昨年8月に平和の森公園再整備見直し案が示され、区民との語る会などを経て、まさに多くの公園利用者・地域住民の皆さんが望む平和の森公園第二工区に関する見直し案に基づいた工事請負契約変更に係る議案が今年の3月に提出されるという経過を辿ってきました。しかし、残念ながら、この見直しの議案は、19対20の僅差で否決となりました。

 

 しかし、その後の4月の区議会議員選挙でも、「平和の森公園草地広場を守って欲しい。これ以上壊さないで欲しい」という平和の森公園に対する、区民・公園利用者の願い・想いは一貫しているのではないでしょうか。こうした一貫した願い、そして、2度の選挙での示された区民の意志をないがしろにすることは、絶対にあってはいけないと思います。

 

 政治の主役である区民の皆さんが、自分たちの「声」と「行動」で政治は変えられる・動かすことができると実感している想いを、真っすぐに受け止めるべきです。議会構成は大きく変わりました。区長は、区議会議員選挙後の4月25日の区長定例記者会見の質疑応答の中で、「平和の森公園の整備スケジュールはどうなっているのか」との質問に対し、「平和の森公園については区議会の議決を尊重すべきと考えている。よって、3月の区議会の判断を踏まえ工事を再開したところである。今後は、第二回定例会での議会の意見を踏まえ考えていきたい」と、今後についてはこう述べています。まさに、第二回定例会での本会議質問は今日がスタートです。

 

 一昨日の先議での補正予算審査でこの補正予算の中には、当初の予定通りの再整備内容、つまり、300mトラックや100m直線、コンクリートのすべり台設置などを含む当初案を完成させていくために必要な経費が含まれていることが質疑の中で明らかになりました。「工事がストップしていたことで、本来発生しない工事延伸に関わるお金が区民の税金から支払われることになるのではないか」との質疑もありましたが、区民の願いが反映された見直し案が可決されていれば、必要なかったお金ですし、そもそも、区民が望んでいないものにそれこそ税金をかけてつくることの方が、よほど無駄遣いになるではないでしょうか。建設委員会での質疑にあったように草地広場へのトラック敷設工事は8月からです。

 

●区長が「区民参加のあり方」を大切にし、そして、「300mトラックは見直しを、緑と広場を守り草地広場を残す」という自らの公約を実現するためにも、この新しい議会構成のもとで、あらためて、その意思を示すべきではないでしょうか。答弁を求めます。

 

答弁
→300mトラックの整備中止を公約に掲げ、平和の森公園再整備を語る会、郵送等による意見募集、議会における議論を踏まえ、300mトラックの整備中止などを内容とする変更案を取りまとめ、今年の第1回定例会に変更案に基づく工事請負契約にかかわる契約金額の変更議案を提案したが、可決とはならなかった。この議決を受け、間伐の一部保留以外、当初計画案によって再整備を進めてきた。今後、あらためて再整備の変更案を示すとすれば、工事の中断による更なる工期延伸、工事中断後の工事再開不能となるリスク等が懸念される。また、契約変更に関して請負事業者との協議を行う必要があり、工事中止の時点で既に用意された資材や人員・機材等に対して、発注者である区が損害を賠償しなければならない。工事工程上、新体育館北側アプローチ部分を最終時期に施工せざるを得ないことから、再整備工事の大幅な遅れは新体育館の使用が制限されるおそれがある。新体育館は2020東京オリンピック・パラリンピックにおける卓球の練習会場として使用される予定で、この時期に工事の完了をしない事態は絶対に避けなければならない。そのため、間伐の一部取りやめ以外、実務的な観点から当初計画案のまま進めることとした。なお、300mトラックの運用等、利用ルールについては、利用者の意見も伺いながら検討していきたい。このような考え方について、本定例会において議決等の判断をいただきたいと考えている。

2016年以前の記事は旧・ホームページでご覧ください。